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夢は座席で安楽死。

観る→考える→想う→書く。

【舞台】戦国BASARA vs Devil May Cry

戦国BASARA vs Devil May Cry

@AiiA 2.5 Theater Tokyo
2015年8月20日~30日

http://www.basara-st.com/


BASARAvsDMCvsよさこい
の、よさこいじゃない日に友達の代打でなんの知識もないままアイアへ。
初めての舞台BASARAというかはじめてのカプコン舞台だった。

感想ぱらぱら

私が観に行った日はVSよさこいではなかったけれど、vsよさこいの日に観に行った友人は「大分アレだった」と言っていた。
なんでよさこい祭りがあるってわかってるのにその日に舞台をやる!って決めたのかわからないし、しかも注意書きに「よさこいあるから注意してチケット買ってね」って書いちゃったのか未だによくわからない。
もっとライブ的な催しなのかと思ったらきちんとシリアスで静かなシーンもある舞台だったし、どう考えても休演にするか期間ずらすのが正解だったと思うんだけども。

あと舞台BASARAって物凄い人気でチケットがまったく取れない!みたいなイメージがあって、更には鈴木拡樹先輩がいらっしゃるので今回も勝手に争奪戦だと思いきや、なんの知識もない私が土壇場で呼びだされるくらいには座席に余裕があった。
というより前方席に謎の空席がガラガラある上に「関係者席開放で前方席のリピチケ売ってます」とロビーで言ってるのが何か闇を感じた。
多分一生懸命な人達は事前に頑張って座席を押さえているだろうけれど、前方の端っこなり一番後ろで観てる人がいるのに、明らかに関係者席キャンセルであろう前方センターが空いてるのはなんかちょっとな~と思ってしまった。
関係者席の当日キャンセル問題についてはとりあえず今回あんまり関係ないんだけど最近気になってる問題のひとつだったりなんだり。まあ一旦よし。


なんの知識もないとかいいつつもBASARAは一応さらっとゲームをやったことがあってどういうキャラクターがいるかくらいは一応わかる。DMCはまったくわからない。
3時間越えの舞台と聞いていたので大分身構えていたら、開始1時間もせず1幕が終わった。
「えっ2幕こっから2時間あるの?」と思っていたら普通に2時間半くらいで舞台は終わった。誤報を信じてしまった上に上演時間がどこにも掲示されてないし告知されてなかったのは若干優しくないと思った。

でも舞台は楽しかった。
宇治川さん脚本演出はあう時とあわない時がばっと分かれるのだけれど、舞台BASARAというコンテンツが今まで積み重ねてきたものは大きいんだろうなと思ったし、BASARA組もDMC組もキャストが全員上手かった。アンサンブルも殺陣がしっかり出来るし。
なので知識がない人間が見ていても「あっこことここがこの世界の人なのね」「この人達が敵対してるのね」というのがわかりやすかったと思う。

内容的にはいわゆるカプコンの夏祭り的企画と言うか、盛大なオールキャラ二次創作というかなんというか。
ダンテ率いるDMCキャラクター達が、なんやかんやあってBASARAの世界に行き、「伊達」と「ダンテ」を聞き間違えられた事でバタバタあり、最終的には同作品内でライバル関係にあるキャラたちも手を組んで1つの敵に立ち向かって大団円、元の世界に帰りましょう!みたいな。
サラッと言ってしまうとまあそれだけなんだけれど、アクションと演技がしっかりしてるから観てて面白かったし、年齢層高めのキャストにより作りこまれたキャラクターたちのやり取りはかわいかった。
BASARAが今年で10周年らしく、カプコンもわりと舞台に力を入れてるな~と思うので、なんかこういう形でお祭り騒ぎなのはいいなあ。
よい意味での舞台作品での二次創作感が強くて、知識がない身としては、その「二次創作感」がめちゃくちゃ楽しかった。
ただ自分が知識がないので、これが作品ファンの間で好評価なのかそれともダメなのかはよくわかってない。


キャラクターのライバル性と衣装の色が相対してるのが個人的にはテンションが高まった。
BASARAで青の衣装を着ている伊達政宗、赤の衣装を着ている真田幸村がライバル関係。DMCで赤の衣装を着ているダンテと、青の衣装を着ているバージルがライバル関係。
そして、伊達(青)とダンテ(赤)が手を組み、真田(赤)とバージル(青)がなんとなく仲良くなる。
これはもう本当に偶然なのもあるんだろうけど色々上手いこといってんな~と感じた。
別にここでW赤とW青になっても何か問題があるかというとないんだけど、ちゃんと赤+青のコンビが2つ出来た上で、最終的にその4人が協力というか共闘する形に持ってくるのめちゃくちゃいいな~という。

それから今回わりと出番は少なめだったけれど、BASARA勢の浅井長政毛利元就の正反対コンビがとっっっっっってもかわいかった。
正義バカで元気いっぱい猪突猛進!な浅井と、クールビューティ頭脳担当毛利の会話に高まってしまった。
出番もっとあってもいいのに~~と思ったけれど、ここが観たいなら多分前作以前のDVDを見ろという話なんだと思う。

あと女子がかわいい。
今回BASARA側には女子キャラがいなかったけれど、DMC側から女子キャストが2人出てきていた。
2人とも衣装がとっても似合っていて、男子顔負けの力強さと男前さで戦っていて、でもかわいい。
やっぱり原作もの舞台において女子キャラクターを使うのって凄い重要だと思う。なかったことには出来ないし。(なかったことにする原作舞台も多いけど)
女子キャラクターに対して、夢的要素を入れなければ、恋愛要素もなく、けれどきちんとキャラが立っていてストーリーも補完されてるのは戦争にならなくていいなあ。
最後にどうでもよい事をいうと鈴木拡樹先輩が「織田信長を探している」という図式に何かちょっとビビっと来ざるを得なかった。業が深い。


ちょっと残念だったな~と思うのが演出というかステージの使い方とスクリーンの使い方。
アイアの横長に広いステージを使って、マッピングあててゲームみたいに技の補完をするのは見ていて気持ちよかった。
のだけれどスクリーンを使ってしまっているから舞台上のセットが低い。ゆえに後ろに落ちれない。
これだけ実際のアクションが派手で、技量があるキャストが揃ってるのに倒れ方のパターンが少ないと言うか。
スクリーンを使って技で表現してしまっているからこそ、やられたキャラクターはスクリーンのど真ん中で倒れる必要が生じる。
そんでもってど真ん中で倒れてしまって後ろに落ちれないと、ハケるには完全暗転をするしかなくなってしまう。
あとはスクリーンを使っての演出の際に、真ん中まで行ってから上手か下手にキャストが走っていくのがなんかそこだけとてもチープだった。(しかもそれがわりと多く行われていたから余計にかも。)
アイアレベルに横幅が広い劇場で完全暗転とあのはけ方は勿体無いんじゃ…と思ったんだけれどその辺は難しいところだなあ。
スクリーンに切れ目いれて飛び込めるようにしちゃえばよかったのに、とか少し思ってしまった。
背景が動いて最後そこに吸い込まれていく奴は良かったのだけれど、今度スクリーンが死んでしまっていたし、マッピング多様の弊害ってこういうのだよなと思う。
アイアみたいな横幅広い劇場ってあんまりないから、相性いい演出家の人は相性いいんだろうけど、苦手な人は苦手な気がする。
まあでも気になったのはそれ位で、後は別になんら問題なく普通にキャストがよかったので楽しく最初から最後まで観れた。


舞台の面白さって何で決めるものだろうな~というのを考えられた気がする。
演出面では「ん?」となる部分があったけれど、キャストの技量がそれを上回っていたから面白かったし。
でもこれが逆に脚本と演出が物凄く秀でていても、キャストが描くものを演じられなかったらきっと面白くないんだと思う。
舞台って絶妙なバランスでなりたってるよなあ、と。


という感じであまりにも知識がなさすぎて思ったことをそのまま書いたのでこだわりがある人達に怒られないといいなと思いながら言いたいことを言いたいだけ書いた感想になってしまった。
でもまるでまったく知識のない原作ものを観ても見ごたえがあったのはとっても嬉しかった。
ちなみに写真を撮り忘れたので写真なし。