夢は座席で安楽死。

観る→考える→想う→書く。

【舞台】CHaCK-UP―Episode.0

CHaCK-UP―Episode.0

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@紀伊國屋サザンシアター
2015年12月16日~20日

http://www.nelke.co.jp/stage/CHaCK-UP_0/

WTトリップぶりのドルステ本公演。そういえばこの間もサザンシアターだった。
次のCHaCKはミュージカル!?なんか新しい宇宙人来るの!?もう脳みそてんやわんや。
鞄にペンライトだけつっこんで、いざトリップへ。

前提

私のCHaCK-UPやドルステを観る時についての心持ちや日頃の感覚について書いておくことで、感想を読む際の解釈違いを避けられたらなみたいな。以下、主語は全部「私は」。

・CUFおよびアイドルのお友達と同じ世界から物語を見たり、情報を得ている。
・CHaCK-UPにナカノヒト(SOJ学院の生徒)がいる事実を知っている。
・そのためアイドル活動時の彼らは「人間がやっているアイドル」だと思っている。
・ただし本作や2014年コミックジャックのような「CHaCK-UP役のCHaCK-UP」として登場した時は「リアル宇宙人(の役)」として体感している。カテコ時は同上。
・CUFや他のアイドルのお友達、および世の中的にCHaCK-UPにナカノヒトがいる事が知られているのかは断定しあぐねている。
・ついでにねずみ男子は「若手俳優が演じている」ので「お友達はいない」という認識。
・どうでもいいけど私は「美波くんのおたく」であることを主張している。(本田くんは強火推し被りなので出来れば近くの席には座りたくない。)

こういう感じの視点からの感想なので、この前提の時点で嫌な予感がする人は下がった方がいいということでひとつ。
ドルステをよくわからない人は「SOJ学院という芸能課の生徒+OBが宇宙人アイドルCHaCK-UPとして活動していて、そのCHaCK-UPのメンバーがミュージカルに挑戦したんだけどそれを観て来たよ!!」と思っててもらえたら多分大丈夫。

本編について

「ミュージカルあるあるをつめこんだメタ満載の大団円(ちょっとビター)」という感じ。
こういう書き方をするとチープに聞こえてしまうのかもしれないけれど、ミュージカルもメタもちょっとビターな大団円も大好きなのですっっごい満足。

今のCHaCKのメンバーで出来る彼らのお芝居、ってすごくよい。
今回はミミタとマルちゃんがいなかったけれど、その2人がいない事がひっかからないというか「いないメンバーがいる状態でやる公演です」と言い切ってるので凄く歯切れがいいというか。
話に関しては本当に「ものすごいメタを混ぜこんでうまく作ったなあ~~」と思ったのに、フィクションですって言っちゃうんだからずるい。
最後あそこでレイさまがポミィちゃんに前払いをしていたことで、CHaCKに困ったこと(ミミタがスリープモードに入ってしまった)時にポミィちゃんが出てきたということに対しての説明も綺麗についていてうまいなあ~!となった。
というかどこまでがネルケとアーストライアルのシナリオで、どこからが後付けなのか最近本当によくわからない。大手2社やりよる。
ドルステ特有の1部は短め80分間なので、話は起承転結が解りやすくそれぞれあっさり目なのだけれど、細かいネタがいちいち凝ってるし、歌もダンスも「あるある」となるものばかりで難しいこと考えずにワーッと楽しめた。
そして最終的に「この話はフィクションです」と言い切る事によってこの先どこにでも伸びしろがあるのが本当によい。物語はどんどん色んな方向に可能性があったほうが楽しい。

あと今回は「ミュージカル」といわれているだけあって「歌でセリフを言っている」シーンが多かったのだけれど、「そう!ミュージカルってこうだよね!?」と思わされてよかった。
昨今の「ミュージカルと言われているけれどセリフではない歌を歌っている」作品が多い中で、突然本当にミュージカルだった。
どの楽曲も物凄い耳に残るし「こういう楽曲あるある」となったのが楽しすぎる。
「助けて助けて誘拐犯!!」の曲がいまだに耳から離れない。というか全体的にどれも離れなくてぐるぐるしてるかも。
アイドルとミュージカルを同時に楽しめるとか、なんてお得なんだ!と思わされた。これで5200円はとっても安い。

それから、なんとなく凄いミミタの存在を感じた。気のせいかもだけど。でも「あ~このあとミミタ編をやる未来があるのかもなあ」と言ってる人がパラパラいて、私もそれはありだなあと思ってる。
WTで「美波くん本人が不在なのに本人の言葉が語られるのを見てしまいなかなか辛い」思いをして、結構具合が悪くなっていたのだけれど、今回はハナから「美波くんがいなくても出来るミュージカル」を作っていた上に、ミミタの存在がうすぼんやりとそこにあって凄い伸びやかに楽しめた。
マルちゃんは今何をしてるのかな~~気になる!

レビューについて

ETLに参加していない組なので、どんどん知らない新曲が増えていって追いつけない!!と思っていたけれどこの間のドルフェスからの新曲が主体だったので概ね問題なく…という感じ。
今回はライブじゃなくて、休憩後のレビューという表記なのが面白い。凝ってる。
その表記の仕方もあってか、わりと客席が大人しかったように思えたのだけれど、確かに叫びだしやすい曲は少なかったのかな。
無重力LOVEでいっせいに水を得た魚のように「無重量LOVE!!!」と叫んでいる客席は面白かった。

噂の新人アンプラネットちゃんはポミィちゃんを連れての楽曲。
この曲とこの配置が今後どういう意味を持ってくるのかが楽しみすぎて、早く彼らの物語もみたいみたい!!
衣装や髪型の感じ、楽曲の感じがとっても好みなので早くもっと情報が欲しい~!CHaCKが最初に登場したときも確かこんな気持ちになってた気がする。
ちなみにアンプラちゃんだったら赤推しだな…!となったのだけれど今後の私はどうなるやら。

やっぱりジョーカーゲームがすっごい好きで、振りを見ながら一緒にわいわいやるのが楽しかった。
ジュジュくんと一緒に踊るヴィーくんの目つきと言うかしぐさが先日よりはるかにセクシャルになっていたのだけれどあれはアリなのだろうか。凄く可憐だった。
そこからのCheck in and Goはズルすぎるだろー!!という。最初に私がCheck in and Goをはじめて聞いたのもサザンシアターで、そのときはただひたすらにげっそりした気持ちだったのだけれど、1年の時を経てこんなにも違う気持ちで聞けるんだな~と思った。

最後の最後「セレブレーション」のリプライズがすっごくミュージカルのレビュー感が強かった。階段を下りてくるなかしんさんとこばたつくんはヅカの人かな???となってしまった。(狙っていたとは思うけれど)
あの曲とっても耳に残るし、楽曲マジックこわい…楽しすぎる…。

そして久々に銀河伝説を聞いたような気がする。やっぱりこの曲でコールするのは楽しい~!
ピコピコサウンドが大好きなので聞くと安心するというかなんというか。ミミタパートがなくなってしまった事に対する悲しみもやっぱりどこかに消えていた。
というか今回は5人編成でマルパートもなかったので「この曲はまあそういう風にも使えるのか」という納得がいっていたのかも。
「1人だけいない」のと「メンバー構成が変わる」というのはまたちょっと違うのかもなという。
やっぱりアイドルのライブは楽しいなあ~レビューだけども。

キャストについて

レイさま
王子の気品がやばくてちょっとどうにかなるかと思った。やっぱりマント状の羽織ものが似合いすぎる。
こんなにも「レイさまが愛されてるお話」を作り上げてくるの、とんでもないなと思った。いや、本当にとんでもない。これが彼の紡いだifの世界だとするならば、やっぱり天才なのかなと思わざるにはいられない。
そして何より「レイさまだけが目立っている」のではなくて、ちゃんと他のメンバーにもスポットライトが当たっているのが彼らの信頼度の移り変わりみたいなものを感じた。その辺りのさじ加減、うまいよなあ~。
とりあえずこんなファミレス店員がいたら私は嫌だ。けどその熱意は買おう。

ドットさん
本作個人的MVP。
誰だこの史上最強のオカマを作り上げたのは……。時代が時代ならマリアさんに出てたぞドットくん。
オカマキャラに弱いので本当に危なかった、ただネルケの作るオカマは私の求めるオカマキャラ像とちょっとズレがあるのでギリギリセーフ感。
なんというかこの1年で一番伸びた気がする、主観ばりばりだけど。声の伸びかたや自分の魅せ方もそうだけれど、表情の豊さが尋常ではない。表情筋やわらかすぎるだろ。
後は「オカマ」を演じることに対しての躊躇いのなさが良すぎた。ドスのきいた「ブス!!!!」という単語の強みがやばい。
色々なものをかなぐり捨てての全力の演技が最高だった。

ヴィーくん
いや、ヴィー様と呼ばせてほしい。マントを翻しながら細い手足で魅せてくれていた。
黄チャームの友人「お友達の古川くんより台詞回しがうまいのでは?」という説をあげていて、なんかでもそんな気がする。
ヴィーくんは異国のものとしての立ち振舞いがすごくうまくて色々振り切っていたので見ていて楽しかった。
すらっと手足が長いので武器を持たせるととても映えるな~と見惚れる。0か100かのような表情の切り替え方がたまらない。10番入りま~す!!

ジュジュくん
衣装がとっても似合っていたのと、ドロシーに振り回されてる姿がとってもよかった。そうそうそういうのみたかった!そして笑顔が素敵~!
ただ楽曲でちょっと聞き取れないところ多数だったので滑舌もうちょっとがんばろう!!にっこり癖がついてるからか口を横に広げてしまいがちなのだけどもっと縦にあけたら聞き取れるとこが増えるのでは~というような事を真剣に考えてしまった。
ライブでは視野がひろがってたと思う。あちこちにファンサしていてとっても楽しそうだった。
今回ドットくんとニコイチだったのもあり、5人編成だったのもあり、隣が空いてるのはあんまり気にならなかったかな~。

ポミィちゃん
シアターオーブとかでやる輸入物のミュージカル出られそう。ダンスで魅せるのが上手いな~としんみり思った。
最初の「マネー」の曲でサザンシアターの空気をガラッと変えていたのがとってもよかった。
ポミィちゃんはCHaCKには後から参加のメンバーなわけだけれど、すっかり立ち位置を確立していてとても頼もしく見えた。
よく絡みのあるマルちゃんもいなく、ミミタ不在の本公演でもなお、きちっと輝いていて素敵~。ミュージカルと相性いい。
レビューは狙い撃ち型なのかな?という印象。ファンサの仕方が男前だ。

小林辰也くん
今回地球から唯一参加の若手俳優こばたつ。いや~ウィル王子がかっこよすぎた。まさかのダークホースっぷりにびっくり。
セリフの感じとかがエアミュのジュリエットやってる松本寛也氏を彷彿とさせるところがしばしば。なんかちょっと懐かしい気持ちになった。
しかしこういう舞台において「筋書き」とか「シナリオ」とか言う人は大体それフラグだから!!と思っていたら案の定フラグだった。ウィル王子には強く生きてもらいたい。

中島信太郎さん
Kimeruさまが「眠れぬ町の王子様」という舞台で「社会勉強をするためにホストクラブで働く王子様」を演じていたことがあるのだが、今回そのKimeruさまにそっくりななかしんさんが「王子様を追いかける方」をやっててなんかすごい面白かった。
いや~なかしんさんの安定感ったらないなと思う。いつの間にかドルステになくてはない存在になってるし、今後もアイドルちゃんたちと関わっていって欲しいな~と改めて。

アンプラネット
今回本編ではアンプラネットとしての出演はなかったので、まだまだ未知数、まだまだ知りたい。
事前に強火ガチ勢と聞いていたのだけどいった日にコメントがなかったので体感できずだったのだけれど、パンフとレポで補完し納得。
今後彼らをどう動かしていくのか、動いていくのかとても楽しみ。
CHaCKの後ろにSOJ学院の子達がいるように、アンプラネットの後ろには誰がいるのか?この子達もアーストライアル所属なのかな?早く彼らの物語も観たいし、エピゼロの続きも観たい!と、そわそわしている。
今後アンプラちゃんについての情報がじわじわ~っと解禁されていくのかな?と思ったら今後もドルステから目が離せなくなった。
今回のこのエピゼロの第二弾をやってほしい!というのもあるし、sideアンプラネットとして彼らの物語も観たいし!というのもありでまだまだ夢が広がっていく。


なんかあんまりいい言葉を引っ張り出せてきてないのだけれど、放置してるときっと感想書かないと思ったので今の所こんな感じで。
「今のCHaCK-UPが贈る一番よいかたち」というイメージだった。私の中では。
WTの時のあれこれでアーストライアルには色々もの申したい事がありすぎてぶつくさいっていたのだけれど、現金なおたくなので今回は大満足。今後もまたアイドルちゃんたち見ていきたいな~となれてよかった。
ところで大事な時にわりといつもいないアーストライアルのマネージャーはやっぱり今回もいなかったのだけれど、彼は一体どこにいったのだろうか。
そして美波くんは年末年始には一時帰国しないんだろうか、テニミュ観においでよ。