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夢は座席で安楽死。

観る→考える→想う→書く。

【舞台】コミックジャック―RETURN2016―

コミックジャック―RETURN2016―

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@紀伊國屋サザンシアター
2016年1月20日~27日

http://www.nelke.co.jp/stage/comicjackRETURN2016/


2014年ぶりのコミックジャック。前回のサンシャイン劇場はちょっと広すぎたかな~と感じていたのでサザンシアターのキャパで観劇することができてよかった。
かつて小学生だった岩義人くんをサザンシアターで観たなあ~今年で20歳になるのかあ~と自分で言っててゾッとなり、色々と考える事を放棄した。

舞台について

私はこの舞台の脚本も作りもとても好きなのだけれど、どうしてこの舞台はいっつもガラガラなのだろう。タイミングが悪いのかな~と思ってるのだけれど(2014年の時は2nd最後のドリライにぶつかっていた)。
「リバースヒストリカ」を何度どのキャストで観ても楽しくて大好きなのと同じように、「コミックジャック」もそういうイメージがあって、何度観ても別のキャストで観ても楽しい。今回もとても楽しかった。
前述の通り、サンシャインだと少し舞台上をもてあましてるかな~という印象だったのだけれど、今回サザンシアターに来て個人的にはしっくりきた。
キャストはどっちが良し悪しとかはまったくなくて、どちらも大好きなのだけれど、若手の力配分としては今回の方がバランスがよかったのかな~どうなんだろう。

セリフも演出もほぼそのままで、衣装も前回の物を仕立て直して使っているし、小道具も同じもの。それを別のキャストが別の劇場でやっている、というのがとても楽しかった。
今回のコミックジャックはDVDにならないのが決まっているのもあり、メタネタや大人の事情ネタのパンチが大分際どくなっていてそこも面白かった。
とはいえDVDにならないのはちょっと勿体無いよな~と思ってしまったり。(DVDになってもちゃんと見ない癖にわりといつも言ってしまう。)
コミックジャックのテーマソングが凄い好きなので、変わらずにまた聞けて嬉しかった。
あとはオープニングの演出。前回サンシャイン劇場ではマッピングを使って漫画ちっくに作っていたものを、今回はベニヤ板にペンキを塗った噴出しを各自が持っていた。
この2016年のネルケ作品でベニヤ板が登場し、さらにペンキの塗りムラがある小道具(中道具くらい)が登場するの、最高に素晴らしいと思う。

全体的にメタさが増えたかな?という印象。特にタイアップのゲスト枠。ここ本当にメタいよなと思う。好き。
前回はCHaCK-UPが登場していて、今回はねずみ男子。物凄くネルケの推しアイドル(?)枠なんだよな~と思う。作中でも「無理だよ!」とか「タイアップ!」とか言われているのだけれど、2014年と今回を観ていてすごい時間の移り変わりを感じて楽しかった。
あとはねずみ男子はピューロ所属でもあるので「サンリオのおピューロさまが!」とか「サンリオピューロナントカって所にいくと会えるんだって」みたいなメタネタが、今ピューロにだだはまりしてる私からするとツボにはまりすぎて一人でゲラゲラ笑ってしまった。
あと石橋さんの2.5次元ミュージカルのくだり、あれずるい。ずるすぎる。地獄のミサワがミュージカルになる時が楽しみだ。

個人的にスランダ様(古川裕太くん)がとってもよかった。当日一緒に食事をした友人にも「なんだかんだ古川くんの事観てるよね」と言われて、確かに狙って観劇にいってる訳ではないのだけれど古川くんとヴィーくんはよく観てる自覚がある。し、なんだかんだ毎回褒めてる気がする。
前回サザンシアターに来た時はヴィーくんを観ていて、今回は古川くんなのでわりと頭の中がカオスだ。
2014年版と大きく変わったのがスランダ様&ラス兄弟で、2014年はパニの鷲尾さんが大人スランダ様、テニミュ出演前の健人くんと瀬戸祐介くんがおっちょこちょいの若いラス兄弟という布陣、今回はおぼっちゃまキャラの古川スランダ様に、大人の付き人ラス兄弟といったような布陣。
前回の布陣も可愛かったのだけれど、今回のスランダ様に敗北した感は否めない。綺麗な顔を傷つけられると怒って、パパが~とか言ってしまうスランダ様たまらなく素晴らしかった。
男の子がつけまつげとかキラキラしたもの目元につけてるの、ずるい。
写真どっかにないかな?って思ってたら本人がアップしていた。これ!とってもすてき!物凄く趣味どんぴしゃの衣装。


ジンとアサトの関係も大分力のバランスがよかったかな?と思ってる。伊崎くんがジンをやる事でなんとなくまだ弱い部分と言うか、不安定な部分が強かったというか。あと伊崎くんのジンは酔っ払って吐くの下手だなと思ったので、彼は酔いつぶれて吐いたりしないのだろうか?というすごくどうでもいい感想が頭をよぎった。本当にどうでもいい。
アサトは前回は阿久津くんがやっていたのでとっても当たり役だ!と思っていたのだけれど、木戸くんが本人とはまったく違う役を演じてる!という面では見ごたえがあったし、主人公の色ががっつり変わるのって結構面白いなと思った。
これだから同じ脚本でキャストが変わるのってたまらない。もっと色んな作品でやってほしい。

あと個人的に目を惹かれたのは内藤大希くん。最近すっかり観る機会がなかったのだけれど、やっぱり安定の上手さ。そしてすっかり全部ぶちまけてぶっとんでる俳優になっていて凄かった。
良い意味で全力で気持ちが悪かったし、怪しすぎたし、本当に勘弁してほしいくらいメーターが振り切っていて、あの「長いものに巻かれる」という小物感とクズっぷりが物凄くよかった。
褒めてるんだけどけなしてるみたいになってるの申し訳ないんだけれど、観たらわかる、観たらわかる。

ゲスト枠のねずみ男子は、持ち歌が少ないので前回と同じ脚本で使うとちょっと難しいよな~と思った。彼らはアイドルではないから余計に。
前回CHaCKが出た時は2回目の登場時に別の楽曲を歌っていたのだけれど、その部分はカットでそのままセリフへ。
あと客席がガラガラだったのもあり、曲の時の盛り上がりが足りなかったのも勿体無い。コールはともかくなのだけれど、劇中に客席で踊っていいものかいまひとつ判断しかねたので私は手拍子だけに抑えてしまったんだけど、あれはやっていいならいいでもっとアピールしてもよかった気がする。(2014年の時はうちわとペンライトの持込が許可されていたけれど、本編はコールだけね!という注意が入っていたので。)
とはいえ現行でピューロ内で上演されている物語の登場人物たちが、サザンシアターで行われている別の物語で、違う衣装を着て歌って踊ってはしゃいでいる姿が観られたのはとってもよかったし、何よりねずみ男子たちは皆キラキラ輝いててかわいかった。
それとネルケ外の別企業が絡んでるのもあって「タイアップ」のめちゃくちゃ加減は明らかにこっちの方がブラックでいい。
木戸くんが一緒にカルペ~をしてたのも見られてなにかお得感を感じた。

全体的に日替わりパートの尺が長いのは2014年から変わらずで、私はまあ1回だけ観劇なので気にせずという感じなのだけれど通ってる組は「長い」と言っていた。ので長いんだろう。
ここはまあ趣味もあるからな~という感じだけれど、全体の上演時間を考えてももうちょっと短めでもいいのかな~。
とはいえ全体的にテンポはいいし、間延びもないし、キャストもよし、演出よし、ゲラゲラ笑って、私は最後にちょっと泣いて、という舞台なので満足。
客席埋まってないのだけが勿体無いけど、こればっかりはどうにもね~という。チケット代を下げてたら埋まってたのかどうかが定かではないのでなんとも言いようがない。

あと2014年からずっと言ってるけど、カスミがアサトを連れ出す場面を何度みてもエヴァジオフロントのシーンなのが気になって仕方がなくて、今回も「ああ、エヴァだなあ」と思ってしまったので、やっぱりあれはエヴァなんだろうか。

どうでもいい話もろもろ

今回「コミックジャックにねずみ男子がゲストで登場する!」となった時に、ピューロ側のねずみの出演はどうなるんだ……ということを一生懸命考えていた。考えても無意味な事を考えるのが好きなので仕方がない。
というのも、現行ピューロランドで行われている「ちっちゃな英雄」は2チーム制。
今回コミックジャックに出演しているメンバーは岩くんと平井くんが「チームSky」、堀田くんは「チームTwinkle」、花塚くんと月岡くんは既に卒業しているので物凄く変速のチーム編成になっている。
「Twinkle」でジョージ役を行っている加藤真央くんは21日まで「神様はじめました」に出演していて、「Sky」の岩義人くんは20日からコミックジャック出演、ピューロランドの休館日が20日・21日というだいぶ都合の良いスケジュールになっているとはいえ、稽古や本番期間中を考えるとキャストが回らない。ジョージが足りない。
一体誰が何日にフェアリーランドシアターにいるんだ!?みたいなトトカルチョをしていたのだけれど、まさか多摩センターからサザンシアターへのハシゴ組が出るとは思わずなかなかびっくりした。
多摩センターサイドには木村くん(普段アンサンブル出演をしている)が第三のジョージとして出演を行っていて、何かもういろいろギリギリ感を感じた。いやでもこの感じ嫌いじゃない。
ピューロ側は小林くんががっつり出演になってるのでがんばれがんばれ!!と思っていたけれど、そういえば彼らはかつてテニミュ2nd Seasonの全国立海戦(3時間50分公演)を月曜休演のみで、さらに土曜マチソワで回していた猛者たちだった事を思い出してわりとそこの心配はいらない事に気がついた。
とはいえ岩くん、平井くんの物理移動がある組が結構大変だよな~というイメージ。

何がおきてるかと言うと、こういう事が起きていた。(自分が混乱しないようにまとめていた奴)


あとは前述したけれど「同じ日」に「同じ役」を「別の場所の別の物語」で演じることって、中々ない事なので自分の都合さえあれば一緒にフェアリーランドシアター→サザンシアターのハシゴをしてみたかったのだけれど、平日は流石に厳しくて断念。
なんだろう、とても世界がつながってる感があって面白い。しかもどっちもきださん脚本だし。

話変わって。
前回2014年のコミックジャックの際は「CHaCK-UP」がゲストとして出演をしていた。そのCHaCK-UPの金星人ヴィーくんの”お友達”の古川裕太くんが出演している。
さらにヴィーくんが昨年「ドルフェス」で共演をしていた「ねずみ男子」が今回ゲスト出演をするんだけれど、今回出演するねずみ男子とドルフェスに出演していたねずみ男子のキャストが異なる…という辺りでも全面的に次元が歪んでいて大分興味深かった。
サザンシアターって常に次元が歪んでる印象が強くて、ヘタすると私の中ではアイアよりよっぽど2.5次元シアターという印象がある。なんでだろう。

そしてもう1つ、今回ジン役の伊崎くんはテニスの王子様で神尾役をやっていて、前回は伊武役の健人くんがラス兄弟として出演していた。色々ニアミスで惜しいなと伊武&神尾の真逆コンビが好きな身としては思わずにいられなかった事を素直に記しておく。ちょっと見たかった。
本当にこれに関してはどうでもよい話すぎた。

あと観劇当日のアフターイベントがねずみ男子のお見送りだったのだけれど、キャストじゃなくて役としてのお見送りかつ、サザンシアターのお見送り所定位置(上手側のロッカーの手前の所)ではなくて連絡通路よりの出口に5人が配置されて、準備できた人から勝手に帰れよ!という方式なのが中々自由でよかった。
お客さんの人数が少ないのもあり、5人が好き勝手きゃっきゃしたり「当日券があるらしいぞ!」と仕事をしていたのを暫く見てからお見送られてサザンシアター退散。皆元気でかわいかった!
とはいえ中々斬新なスタイルのお見送りだったので面白かった。


タイミングが合えばもう1回くらい観たかったかも~という所なんだけれど今回はとりあえず1回で我慢。
またぜひキャスト変えてでもいいのでコミックジャックは定期的にやって欲しいな~という願望。アンケートFAXしとこ。