夢は座席で大往生。

観る→考える→想う→書く。

【日常】トイレ現場ガッツのおたくが病院行ったら人生楽になった回

 
自分と同じ状況の人が楽になったらいいな~とか、自分と全く違う状況の人が「へー」って思ったらいいなとかまあなんか色々あるけどタイトルが内容のすべてなのでお食事中の人とかは読まない方がいいんじゃないでしょうか!!!!!!任せる!!!!!!


という訳でこんにちは、かりんです!!
突然ですが皆さんは1日に一体どれくらいの頻度でトイレに行きますか?
私はひどい時は30分に1回くらい行ってた。
マジで。盛ってない。トイレに住んでた方が早いくらい行っちゃう。

「お前それでよく観劇おたく出来てるな!?!?」と言われそうなものだけど、むしろ自分でもそこがめちゃくちゃ困ってしまい、今年(2020年)の2月にいよいよ病院に行った、という話をこれからしていくよ!!!
ちなみにお腹が痛くなる方ではなくて膀胱の方。

そもそもの話と症状と感覚について

幼少期からトイレが近い子供だと形容されてきたけれど、大人になってから余計にそれが強くなっていった気がする。
乗り物に乗る前や、長時間離席できない場所に向かう際は是が非でもトイレに行ったし、自分が知らない場所(次いつどこでトイレに行けるか解らない状況)がめちゃくちゃ苦手で、とにかくプレッシャーがひどい。

観劇を趣味にした当初から劇場に行ったらトイレの位置と座席からの導線を確認する事を毎回していたし、休憩の度にトイレに向かって全速力(※徒歩)で向かうなどの努力は怠らずに(?)生きて来たところがあって、とかくそれがいつもいつもストレスでたまらなかった。
後は出かけている時に度々「トイレに行ってくる」と言って周りにトイレタイムを取ってもらうのも申し訳ないし、「トイレ近いね~」って言われるのも心底申し訳なくて苦しかった。

観劇が大好きなのに、それとは別の感情で長時間この場所から離れられない(=好きなタイミングでトイレに行けない・中座したら死ぬほど迷惑になる)という状況が余計に自分を圧迫し、気が付いたらずっとトイレの事ばかり考えるようになっており、観劇をしに劇場に行ってるのか、トイレの事を考えに劇場に行ってるのか解らなくなる事がたまにあったし、「お前の推しはトイレなのでは?」と言われることもしばしば……。それはそう!!!

勿論集中して観劇はしてるのだけど、それとは別の感情としてトイレの事が常に気になるというか、観劇に集中すればするほど、シーンとシーンの間など咄嗟の「現実」が生じる瞬間に、気を緩めるとトイレの事を思い出してしまうのである。大好きかよ。便器に恋い焦がれるな。
ちなみに時間軸で言うとフランケンシュタイン通ってた時が一番末期だったので、観劇に集中してたかどうかは言わなくてもわかって貰えますよね。


トイレにまったく行きたくならない友人に「それってどういう感じなの?」と聞かれるから世間にも発表した方がデータとして有意義な気がするし大声で言うけど、普通に用を足した次の瞬間もうトイレに行きたいみたいなのが末期時の私の感覚だった。
膀胱の判定がめちゃくちゃいかついというか、一滴でも膀胱に尿がたまったら「もうトイレに行かないといけない気がする」みたいな錯覚にめちゃくちゃ襲われてしまい、「行きたくなるんじゃないか?」と常に膀胱の機嫌を気にしていたので余計に意識はそちらに向くし、もうひたすら悪循環。
トイレが推しって言うか、膀胱が推しかもしれない、機嫌ばっか気にしてるからいい関係とは言えないな。


私は学生の頃から抗不安剤を服用する生活を続けているのだけど、2017年~2019年辺りが明らかに服用数がダメな感じになっていた2年間で、その結果何があれってめちゃくちゃ喉が渇く
(減薬に無事成功した話についてはまた追って書けたら書きたいとこ。)
自分の感情や感覚をゆるめるために飲んでいる薬で喉が渇き、水分をガブガブと取るものだから結局トイレに行きたくなる。意味なくね???

そしてダメ押し。
2019年末~2020年頭にかけて暴飲暴食を繰り返した結果太ってしまい、それによりタイツがキツくなる事で余計に下腹部周辺への圧迫が強まり、余計に己の膀胱への意識が高まってしまった。
こんなに意識が高くなってしまった私はもう誰にも止められない…。


これ、めちゃくちゃ難しいのが実際に用を足したい・漏れそうなのか、トイレに行けない事がプレッシャーでトイレに行きたくなってるのかが、自分にも判断がつかない。
圧倒的に後者だけれど前者の時もあるし、結局それはトイレの個室に入るまでわからないので、そこで「もしかして前者かも」と思い込みの魔法がかかってしまうと、めちゃくちゃ漏れそうな気がしてしまうし、非実在の尿に怯えて暮らすの冷静に考えて余りにも健康じゃねーな!!!と今となっては笑い話になるから、こうして笑い話にしてるんですけど!!!
ちなみになので漏らしたことはない、やっぱり錯覚の部分が大きいんだろうな。
非実在の尿」というこの世界で私一人しか使わない語彙が爆誕してしまった。


ひとつひとつのストレスは微々たるものだったように思えていたから「まあこの位なら…」で済ませ続けていたけれど、ふと冷静になって「これって〇年前はこんなじゃなくなかった?」と考える事により、自分の今の状態がステータス異常であるのではないかと疑うに至った。
けれど、これは精神状態から来るものかもしれない!と思い、ポジティブにメンタルのケアばかりしてしまって、膀胱に気を使ってあげる事がその時はまだ出来ていなかったのだった…。

~ただいまより15分間の休憩に入ります~
※入りません

具体的にやってみた対策たち

病院に行くまでの間試行錯誤していた意味があるものから、ないものまでのメモ!
THE民間療法みたいなえぐいラインナップ!!
最早ネタだな、でも私は必死だったんだ……。

・めちゃくちゃゆるいタイツを履く
観劇に行く日は3L~5Lとかを履いて下腹部が圧迫されないようにしてたけどズルズルだった。立ち上がると脱げる。

・防寒具を持つ
体が冷えるとトイレに行きたくなるのは事実!!!
冷え性なので季節問わずストールは必須、サンダルで出かける季節は観劇中は靴下を履く。
ブランケットを貸してくれる劇場なら借りるし、ない所なら持って行く。

・下腹部にカイロを貼る
これは本当に本当に本当に素晴らしくて私の膀胱への意識を「尿意」じゃなくて「温かさ」に変えてくれた素晴らしい発案だと思ったのに、アンリが死ぬ前に私の腹が低温やけどで死にそうになったのでカイロの取り扱いは本当に気をつけてください。

・腕時計をつける
「今が上演開始何分目で、あと何分で休憩に入るか」を確認するのに有能。
「トイレ行きたいかも」って思い始めてから40分は余裕で持つから、休憩までそれくらいあればもう後はクリアも同然と思ってのびのびと観劇する。
逆にトイレ行きたいかもって思ってまだ30分とかしか経ってないと、凄いプレッシャーになるから良し悪し。
そもそもトイレ用につけていた訳ではないのに……。

・(可能であれば)通路横や前後の席に座る
「最悪最小限の迷惑でトイレに行ける」と思えると、不思議なもので行きたくならない。この時点で勝ち確してる。
だからっていつでも通路横に座れる訳がないのだ、ここは戦場だぞ。

・観劇の一時間前からは水分接種を行わない
健康診断前夜????

・飲み物はお茶ではなく水にする
お茶飲むとトイレに行きたくなるので…。
上演前とか幕間にロビーでお酒飲める人の膀胱を尊敬してる。

・なるべく早めに劇場について観劇する座席に着席する
自分が観劇する体制に体を慣らしておくことで、体の水分の方向が一定に定まる気がした。あと体温調節も出来るし。
開演ギリギリに着席した時の「落ち着いたらなんかトイレ行きたくなった」率は異常(私の中では)。

・トイレは開演5分前に行く
すっっっっっっっっっごい迷惑だよなと思ってるから心苦しかったんだけど、とはいえこのギリギリに行くことで、自分が次にトイレに行くまでの猶予の時間が延びるじゃないですか。何言ってんだろう、トイレは時間制じゃないんだけどな。
「沢山の方にお並びいただいてます」と「ただいま開演5分前です」のアナウンスがめっちゃプレッシャー。

・ダイエットをする
服がきつくなかったら圧迫もないからね。あと代謝を上げたかった。
このダイエットが功を奏して今人生で一番痩せてるのでサイコー!
(ダイエットについては別のエントリを書いた。)

・成人用おむつを用意してみる
結局使わなかったんだけど、「何かあったらこれを使えるぞ!」と思える事が心の楽さに繋がった。

・手をつねる
歯医者?????
なんだろう、文字にしたらめちゃくちゃ”限界”を感じた。凄い辛かったんだな。

・自分は大丈夫だと言い聞かせる
根性論すぎる
「この間も大丈夫だったんだから大丈夫だよ~」みたいな自己暗示をかけてた、尿意は気から。

・神に祈る
そうだね


そんなこんなな色々をやっていたんだけど、「フランケンシュタイン」をブランケット+ストールぐるぐる巻きで観ていたら、友人に「病人?」と言われた、マジでそれ。怪物にストール1枚分けてあげたかった。
そこまでしないと観劇出来ないってもうこれダメな奴じゃん!!!!!!!!最初は気のせいだと思っていたけれど、普通にこれってストレスから来るもんなのでは???もしくは膀胱の病気では?????と思って調べたところ、インターネットに過活動膀胱という5文字を発見。
症状を読めば読むほど自分の現状と合致するものが多く、「これやないかーい!!!!!」となり、翌週の空いてる時間に一番近くの泌尿器科を受診する事を決意したのだった……。

レッツ病院!!

特に泌尿器科に行く事には抵抗がなかったのだけど、「もしこれで重篤な病気だったらどうしよう」という方の緊張が行き過ぎて、診察を待ってる間も何度もトイレに行ってしまった。息を吸うようにトイレに住むな。

色々な検査の後に「体にはまったく異常がないですね」と言われてホッと一安心。
これで「手遅れです」とか言われたらもうどうしたもんかと思ってたから本当によかった。
検査の結果と自分の症状を話すと「それはやっぱり過活動膀胱じゃないかな」との事。


過活動膀胱って何?というのを簡単に説すると、膀胱が過敏になってしまい、膀胱に尿が十分にたまっていないのに、尿意を感じてしまう病気とのこと。私じゃん。え、私じゃん。

基本的にはっきりとした原因はなく、冷えとかからも来るけど多くは神経質(繊細)な人がストレスためてるとなるかもね~とかいう話だったので、今私が一番ストレスなのは自分の膀胱ですが………と泣きついたら「最近は若い女性にも多いから心配しないで」と言われて少し気持ちが落ち着いた。

そっかー町ゆく人の10人に1人がトイレの事考えて生活してるのか~~~!!推し被りいっぱい~~~!!!!
…と、今まで突然「私がいないと推しは頑張れないから…」と小さい現場のオンリーおたくぶっていた自分がお茶の間認知度が高いアイドルの一茶の間位になった気がして肩の荷が大分軽くなった。
好きで応援してたはずなのに、いつからか義務感を覚えて辛くなってたんだよね……不思議……。


まあそりゃさ、3時間のミュージカル観て「今日のあのシーンのこの表情が!」とか細かい事キャッチ出来るアンテナを持ってたら、膀胱も過敏になってしまうのは仕方ないのかなって思った。
私は実際膀胱以外も死ぬほど神経過敏でめちゃくちゃ生きづらい部分も多いけど、膀胱が鈍感だけど舞台の何もかもをキャッチ出来なくなる人生になるなら、私はこの膀胱と付き合う!!!!!と思った。いや膀胱はチェンジ出来ないんだけど。


そんなこんなであっさりめに診察が終わり、処方された薬を持って帰宅。
マジで?マジでこんな小さい錠剤を1日1錠飲むだけで楽になるのか???騙されてるんじゃないか???という気持ちはぬぐえなかった。
何故なら今までの戦いがあまりにも長く苦しいものだったので、そんな簡単に終止符を打てるものなのだろうか?と疑心暗鬼になっていたからだ。

それからどうした


薬がめちゃくちゃ効いた。

処方された薬を服用し始めて3日後、自分が朝起きてから全くトイレに行ってない事に気が付いてびっくりする。
以前は意識的に「我慢してる」事をしていたけれど、そういえばトイレの事を思い出していない。あんなに一緒だったのに夕暮れはもう違う色…。
こんな事、ここ数年でしばらく無かったどころか、直近1年の自分の苦しみに比べたら信じられない程の「無」で物凄い感動を覚えた。

ていうか人間の体ってこんなに水分溜め込めるの???マジで?????人体の神秘ってスゲーーーー!!!!!とびっくりしすぎた。
全く想像がつかない皆さんにわかりやすく説明すると、自分がOFF・OFFシアターだと思ってた場所が帝国劇場だったんですよ、凄くないですか???凄いですよね???

上演時間激長でお馴染みの劇団☆新幹線の「偽義経~」を観に行ったのが、この薬を飲み始めた後だったのだけど、なんのストレスもなく最初から最後まで観劇することが出来て、私の膀胱も冥界に行ってしまったのかと本気で心配した。
そっか、観劇ってこんなにストレスフリーだったんだ、と何を言ってるんだオブザイヤーな発見をして、現代医療に感謝して胸の前で十字を切った。


勿論、完全に治ったわけではないし、薬を飲んでいても何となく気になる日もあれば、薬を飲み忘れた日はトイレが近い気がする。そもそもプラシーボ効果なのかもしれない。
それでも、たった薬一錠でこんなに心が楽になるならとっとと病院行けばよかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と心底思ったのが3月、そして健康な膀胱を手に入れたにも関わらず、あちこちの劇場はどんどんと上演が中止されていってしまった。本当にアホ。

反省と自戒を込めて

ずーーーっと忙しくしていて「病院に行く」という事を怠りまくっていたので心底反省した。
上演時間の長さから不安になり断念してしまった「泣くロミオ~」も、私があと半年早く病院に行っていたら間違いなく観劇出来ただろうので、ここに関しては後悔しきれないくらいに後悔した。
懺悔しても時は戻せない……………………。

自分の体の事は、誰より自分が一番解っているのだから、辛い事には誰よりも早く自分が気が付いてあげなければならないのに、心にも体にも物凄く負荷をかけてしまった事は本当によくない事だ。
今回の私の場合は人間の尊厳が死ぬか死なないかみたいな方だけれど、同じような「もうちょっと様子見てみよう」という考えは命取りになる事もあるし、私の様に悩む時間を増やしてしまう事もあるので、おかしいなと思ったらなるべく早く病院に行った方がいいし、その病院で(その診察は)おかしいなと思ったらバンバン病院を変えたらいいと思う。
本当ね、楽しい観劇は健康な体からですよ。


……と!いうだけの事なんですけど!!!
今まで観劇おたく仲間にトイレ近い人結構いたので、私としてはこじらせると本当に辛いということととはいえ早めに病院に行けば楽になる(事もあるかもしれない)と思ったので本当に包み隠さず書いてみた。
自分が本当に辛かったからこそ、こうやってネタに昇華してしまえば意味が生まれるところもあるし。

いつかトイレについてのエントリは書くぞ!と思っていたので念願が叶ってとっても嬉しいーーーー!!!!
各劇場のトイレへの導線と並びやすさ、個室の綺麗さレビューとかを作りたいなと思って早数年たちまくってるのでそれもいつか書けたらいいな~~~!!
結局トイレが好きなのでは???

皆様も健康には気をつけて最高の観劇ライフを!!!!!!