夢は座席で大往生。

観る→考える→想う→書く。

【舞台】夜盲症

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2020年11月13日(金)~22日(日)
ザ・スズナリ

http://kaki-kuu-kyaku.com/next/yamousyou.html


私の生きる意味のひとつ、劇団「柿喰う客」の女優だけ新作本公演。
5月に上演されるはずが昨今のあれそれで延期されてしまったものの、無事に上演出来て本当によかった!!
久々に浴びた柿喰う客は、楽しくてハッピーで、それがとてつもなく気持ち悪かった。

「柿喰う客」への超巨大感情

元々中屋敷さんのアンチだったのが一転して信者になったみたいなエピソードは時間の都合で割愛か!!!させていただくんですけど、ある日突然私の人生に舞い降りてきたこの劇団は、私に生きる意味を教えてくれたり、生きてていいよと背中を押してくれたりして、本当にもう柿喰う客がなかったら私は今頃死んでたよ!!!柿喰う客の公演観て死にたくなる事も今まで沢山あったけど!!!!みたいな超デカデカ感情を抱えて生きている。

中屋敷法仁も、劇団所属の俳優たちも皆好きだけど、一番好きなのが「柿喰う客」という集合場所。
中屋敷さんが書いた戯曲とつける演出を、劇団員がやるのが好き。その集合体が好き。
他の役者がやってもあまり納得しないし、逆に劇団員の客演の舞台を観に行っても満足できない。
「この人達がこの人達とやるこの舞台」が大好きで、それが劇団ってものの存在する唯一無二の意味だと思うし、だから私はこの劇団が好き。
柿喰う客が色褪せる時が来たら、私が壊してやる!!!!!!!くらいの危険感情を持ってずっと見守っている、大好きで大切な集団なんですけども。


そんな私、『世迷言』出の新規なので何を言うかって感じなのだけど、とはいえ自分が一度死んで再構築された作品が『天邪鬼』で、おたくってほら、最初に観たものを親だと思うじゃないですか(最初じゃないんだけど大丈夫?無事?)なので、私にとっての柿喰う客って通称神セブンのあの7人(神セブンって誰が言ってたんだっけ、誰か言ってたよね)。
そう、『無差別』に出ていた中屋敷・七味・玉置・深谷・永島・大村・葉丸の7人。

これが柿喰う客!!!!!!!!!と思って生きていたので、2016年に新メンバーが入る!となった時はゲロゲロ吐きながら「受け入れられなかったらどうしよう」ストレスを抱えてたものの、柿フェス2016で意外とあっさり受け入れられて拍子抜けをし、なるほどね~~~~なんてヘラヘラ生きていたものの、『虚仮威』で結構露骨に私の中で「おや?これは?ちょっと?」という何かが浮上しはじめてきてしまい、ほやほやしてる内に2017年新メンバーも現れ、この辺りから情緒がぶっ壊れてしまった。

2017年度新メンバーが存在している柿の公演を、自分の中で上手く消化出来ないというか、私の求めている柿喰う客ではないな!?みたいな事を考えてしまった。
そもそも私が『無差別』が得意じゃないからもあるかもしれないけれど、2017女体『無差別』が本当にキツかった。
2017フェスで『流血サーカス』組の北村まりちゃんと永田さっちゃんは、そもそも柿作品に出ていた事もあり、私が考えている柿喰う客の芝居を与えてくれた事もあり、早々に受け入れる…というか受け入れなくてももう最初から円の中にいた、みたいな感覚なのだけれど、男子メンバーと無差別新人女子組が結構~~~~にキツくて「これは!!!!!どうなる!!!!!!私の明日は!!!!!!!」みたいな気持ちだった。
勿論皆素敵な役者で、面白い芝居はするんだよ。でも私の求める柿喰う客なのか?って言われたら、違った。
正直『極楽地獄』に出てた高畑亜実ちゃんと中嶋海央くんの方がよっぽど柿喰う客の芝居をしていた(私にとっては)。

そんなモヤモヤを抱えながらも、でもこれが新しい形なのかも……とか色々ぐちゃぐちゃになりながらそれでもなんとかしがみつづけてる内に、客演を含めた『俺を縛れ!』がありなんとなくそれぞれ落としどころが見つかったり、こども演劇新作『にんぎょひめ』があって自分の中で「おお!」と思う所が見つかったり、紆余曲折経たところに『美少年』が来てしまい「これなんだよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!」となってしまって、結局自分の中にある「私が観たい柿喰う客」と、新メンバー達の存在に上手く折り合いをつけられないまま時が流れていってしまった。


昨年はドッタバッタしていたのと激烈に体調を崩してしまい『御披楽喜』を観に行く事が出来なくて(柿の公演観れなかったのがあまりにも久々でビックリした、心底悔しかった。)、自粛期間に配信で観て「あーーー!!!なるほどね!!!!」となっていたものの、やっぱり生で観てないからなんとも言い切れない状態。
ただ、少なくとも私の中での「ちょっと違うな」は大分なくなっていた気がした。

そんなあらすじと2017『無差別』へのトラウマを踏まえて、ザ・スズナリへ。

劇作家・中屋敷法仁への超巨大感情

中屋敷さん、めちゃくちゃ大嫌いだったのに、気が付いたら本当に信仰してた。なんなんだろうな。
中屋敷さん自体の事は多分今でもあんまり好きではない(嫌いという訳でもないけど前のめりに好きではないのでは?よくわかんない!)んだけど、中屋敷法仁の書く戯曲をこの世で一番信頼してる。
中屋敷さんと言えばスタイリッシュで華やかな演出!ジャニーズもコミカルに使う!2.5も楽しく!!!みたいなあれそれが色々あるけど、やっぱり私は中屋敷法仁には劇作家でいて欲しい。

勿論中屋敷演出も大好きなんだけど、中屋敷さんの中屋敷さんにしか書けないあの戯曲が、言葉が、テンポが、感情が、私は大好きだから。
そしてそれを演じる柿喰う客の劇団員が、その結果出来上がる演劇が、大好きだから。

前述の通りに、私何故だか『無差別』だけあまり得意ではなくて、あまり琴線に引っかからない。
でも『無差別』が岸田國士戯曲賞候補に残ってるの、なんか本当になんなんだろうって感じですよね(???)。

そう岸田。中屋敷さんのクソデカ感情の矛先の岸田。
正直私は中屋敷さんの戯曲が岸田を取れていたら、私や他の柿喰う客に魅了されている人の心には刺さってないんじゃないのかなと思っていて、岸田を取れない側の戯曲だからこそ、私にとっては自分の世界を照らす言葉だったのは間違いないと思ってる。
ので、中屋敷さんが岸田の事で病みまくってるツイートをしてる時期が、すっごい辛かった。
そりゃもらえたら嬉しいしお祝いもするけど、でもそんな岸田を取れない事も含めた巨大感情があるからこそ貴方の作品は美しくて、だから私の生きる意味になってて、中屋敷法仁の戯曲が世界にたった一つだから、こうやって誰かを救ってんだよ!!!!!と思ったら、もう岸田なんていらねーから私のために戯曲を書いてくれ!!!!!!!!!!!!!みたいな気持ちになって過ごしていた位で(?????)。

中屋敷さんがもし岸田に媚びるような戯曲を書いた日には下北沢で刺し違えても構わねえ!!!と思ってる位にはこちらも感情デカく生きさせていただいてたんですが、結果として中屋敷さんは中屋敷さんの作品スタイルを全く変えなかったので本当にホッとしながら人生を過ごしています。

最近あんまり中屋敷さんが岸田にまつわる負の感情を発してないの、なんだかとってもよかったなと思ってる。
いつか、中屋敷さんが中屋敷さんらしく書いた戯曲が、岸田を取れたらいいな~とは心から思ってるけど、岸田が取れないからって決して価値がない訳じゃないって事は、私が生きて語って証明するので………。


そんな岸田へのクソデカ感情を抱える中屋敷さんへのクソデカ感情を抱えて、ザ・スズナリへ。

それからどうした

という訳でやってきました、ザ・スズナリ!!!!
観ました『夜盲症』!!!!!!
あのね、結論から言うと柿喰う客だった!!!!!!!

本当にびっくりした。正直もうちょっとダメなんじゃないかと思ってた。
今まで自分が思っていた出演者陣の「ここがちょっとな~~」と思うものが全部上手い事直っていて(と、私が言うのもどうなんだろうね、でも言っちゃう!)、「そう!そこはそのパーツとハマって欲しかったの!!!」と思う部分が上手い事がっちゃんこされて、柿喰う客の新作公演になっていた。よかった。


ただ、あまりにも楽しすぎて、びっくりした。
私が柿喰う客の公演を観る時は、自分の中にある超デカデカデカデカ感情を目の前で40~90分間逃げられない状態で見せられて、ショック療法でカウンセリングさせられてる気持ちというか。
始まる前にはゲーゲー吐きそうになりながら劇場に向かい、終わった後にはビービー泣きじゃくりながら劇場から立ち去る、みたいな印象しかなかったので、終わった後普通にニコニコしながら劇場から出ておやつ食べててびっくりした。
柿の本公演観た後に飯が食えんの!?!?!?!?!?

SNSから離れてた期間なのでこのブログには感想が残ってないのだけれど、それこそ『美少年』を観た時は自分の人生も汚いところもコンプレックスも愛情も感情も全部、自分の後頭部についてるカメラで観させられてるような気持ちで、シャベルと灰皿とレンガでぼこぼこに殴られて、それでも最後に抱きしめられてみたいなパワハラモラハラDV上等!!!!!!!というような演劇体験をしたので、あまりにも普通に観劇してしまってびっくりした。

そもそも戯曲がちょっと丸かった(十分尖ってたけど)のもあったし、何より女優陣9人の空気感が大きかったのかな~~~。
『虚仮威』を初日付近に観た時に、あまりにも調和が取れてなさ過ぎて、板の上の人間が全員バラバラの方向を向いてるのが気持ち悪すぎて、まったく納得がいかなかったしキツかったのだけど、それとは真逆の何かだった。
皆の調和が取れすぎてる気がした。何それ?いい事じゃないの???という感じなのだけど、なんかちょっと、暖かすぎたし仲が良すぎたのかもしれない。

「芝居をする事が嬉しい・楽しい」という今役者をやってる人間ならば誰しもが激しく感じる生命の躍動が出ちゃってたのかもしれないし、今までわりとちぐはぐだったセッションがパチっとハマった事による楽しさみたいなのも出ちゃってたのかもしれないし、そういうプランなのかもしれないし。

これはあくまでも私の好みの上での感想なので、今はそういうタイミングじゃなかっただけかもしれないし、今回はそこを目指してる訳じゃなかったのかもしれないけれど、もうちょっと殺意があるというか、客を殺す気で来てくれる温度感でもいいのにな~~~とは感じて、少し物足りなかった。
そう、そうね、座席に座っててナイフを突きつけられてる感覚が、まゆ味ねえさんと福井なっちゃんが言葉を発してる時にしか感じられなかったかもしれない。

敬三さんの三日三晩寝ず食わずで、親と子を人質に取られた上で芝居やってます!!!みたいなあのヒリヒリ感を理想とする身からしたら、わりと「ゆるゆる~~」っと観劇出来てしまった事が新鮮で、かつ物足りなさの正体なのかもな。
そうする事が正解とは限ってないけれど、全員三日三晩寝ず食わずで、親と子を人質に取られた状態の『夜盲症』、結構観てみたい。

でも本当に「セッション」という意味では私の予想を遥かに超えていい所に来てたので、もっともっとハングリー精神を増して、ギラギラさせて、観た人全員にトラウマを植え付けるみたいなものになっていったらいいな~~~と思ったりなんだり。
いや、でも、やっぱりそれは私の好みなのかもしれないけれど。


ただ大好きなあの柿の照明と音からズレてる箇所がいくつかあったので、そこは修正を頼みたい頑固なおたくであった。
柿と言えばあのパチっとハマる音と光だからさ~~~~~~~~~!!!!!
今回あんまり照明と音響のキッカケが多くないように感じたんですけど、これは脳のバグか?????
久しぶりの柿だから耳と頭がついてかないかと不安だったけど、やっぱり『美少年』のスピード感がバカだったんだろうか。

あとセンシティブセンシティブ言うわりにあんまりセンシティブにも感じなくて、というかセンシティブだ!って言いたいのは解るしそこさえも皮肉でしかないんだろうなーというのが柿っぽかった。
『極楽地獄』がセンシティブだとしたら、『夜盲症』は「そんなのでセンシティブって言うなんてwww」って感じだし、究極に世の中を皮肉ってんだよな!!!不要な配慮がありすぎてイライラした!!!!(のもまた術中なのである)
人死には出てるけど、人死にのシーンは出てないから、やっぱり優しい柿喰う客だったのかもしれない。

ひとりひとりへの感情

それぞれ結構思い浮かんだから、好き勝手書いて残しとく。


永田紗茅
センター取った!!!!!と思ったけれど、結構ギリギリ追い詰められてる感があった。嬉しい(嬉しいんだ)。
最年少期待のルーキー枠から早3年、ここにきてがっつり永田・福井のシーンが爆誕したらそれなりにやられていて「おっ!?追い詰められてるさっちゃんだ!?!?」とわくわくした。
さっちゃんの芝居は安定していて、柿にもマッチしているからこそ、もう一段二段上がるタイミングだとも思うので、そろそろ最年少だなんて言ってられないこのタイミングで、もっと追い詰められて、更に地獄みたいな演技をしていって欲しいですね!!!!!(鬼なんだろうか)
どこのシーンだか細かく出てこないんだけど、笑ってた笑顔がフッと無になる瞬間がめちゃくちゃ好きだった。
「少女」が「女性」になる瞬間を、見ているのかもしれないなあ。


福井夏
しか勝たん!!!!!!!!!!!!!!!
いや、なっちゃん強かった。本当に強かった。
一緒に連れて行った柿初見の友達も「福井さん凄かった」という位には福井夏しか勝ってなかった。
そもそも入団時から相当凄かったけれど、更に凄みを増して、というかなっちゃん自体が外界とのコミュニケーションを増やし続けた結果、どんどん切れ味が増しててサイコーだった。
なっちゃんが喋ってる時は喉元にナイフを突きつけられている実感があって、めちゃくちゃ多幸でした。
吹っ切れて芝居をしている女優が大好きなので、これからもばんばん色んなもの全開&全壊にしていって欲しい。メイクが信じられないくらい似合ってた。
なっちゃんの世界を呪うようなセリフ回しが大好き。


長尾友里花
セリフがめちゃくちゃ聞き取りやすくて、芝居が面白くなっていた!!!!!
いや、これ日本語が難しいな!?!?当社比(?)!!!!
長尾ちゃんの芝居って、柿の中にいると面白くないのが私はとても面白くて(アフトで屋敷さんもそんな事言ってた気がする)、でも、今回はちゃんと長尾ちゃんの芝居が面白かった。
作品の中で消費される「感情弱めの長尾の芝居」というパーツじゃなくて、ちゃんと輪の中にいたし、ちゃんと長尾ちゃんの感情が出てた。
まりちゃんとの掛け合いも相性がよかったのかな~。友利先輩を思う寺島の感情がとても痛くて、私はこの2人が大好きだった。
2016『露出狂』が御器だったけど、今だったらもっとクソデカ感情キャラが出来ると思う。
活舌に関しては本当に聞き取りやすくなっててよかったです。いや、いいな、ビジュアルもよかったし、とてもよかったです。


齋藤明里
『無差別』狗子の後、柿の公演で観れてなくて、なんなら文ステのイメージのが強いよ!!!くらいになってしまっていたけれど、きちんと柿の芝居をしていた。
というかみっともなくてきったなくなってて嬉しかった。そう、そうなんですよ、私はあなたのそういうドロドロした部分を浴びたいです!!!!
顔がいい女子が、顔面ぐちゃぐちゃにして感情を露わにしてるのがサイコーじゃないですか、もっとくれ、もっとくれ!!!!
あかりんはそれでも暴れすぎない方がいいのか、それともいずれぶっ壊れるほど暴れる方がオモロなのかが私の中でまだ判断がついてないので、いずれぶっ壊れるほど暴れてる方もみたいな~と思った次第でしたとさ。
次回、かわいくない柿のあかりんが観れたらイイナ!と思ってるけど、かわいい上できったねえあかりんも観たいので迷う!!!!!!


北村まりこ
まりちゃんは本当~~~~~~~~にいい女だ。というのが今回存分にわかってしまって辛かった。辛くはないだろ。みんな知ってくれ、まりちゃんがいい女だと言うのを。おでんくんではないんだ。
何故人は北村まりこを貧乏にさせたがるのか????似合うからだろ!!!!!!!という気持ち。
貧乏ゆえにのたうち回るまりちゃん、『流血サーカス』で観た時も大好物だったけど、今回もあのきったね~~~感情を振りかざしてテメェの為に雄たけびあげるあの感じ、とてもよかった。すごい。大好き。
金切り声あげてぎゃーぎゃー叫ぶまりちゃんのあの感じ、とても好きなのでもっと浴びたかったです!!!!!!
後はやっぱりオタクに同性間の巨大感情を演じさせるのって強いんだなとしみじみ感じた。
友利と寺島の関係性、勝ちでしかない。


原田理央
りおさん、どんどん面白くて、グローバル女子大村わたるみたいになってて本当にいいね(???)。
16年組の中でも後から参加、『虚仮威』があんな感じの役だったのもあり、私の中での印象がスロースタートでしかなかったけれど、しっかりずっしり作品を支える太い木になってて観ていてニコニコした!!!
りおさんってこんなに存在感あったっけ!?!?その上でマイペースではなく調和している!?!?とひたすらに驚きがあった。やっぱりこども演劇をやると強制的に何かを叩き込まれるのか……???
結構セリフ回しが独特なペースの印象があったのだけれど、今回わりと柿テンポによっていて、聞き取りやすい声だからこそとっても聞いてて楽しかった。
ねえさんと並んでる時の貫禄が中々で、今までは「りおさんが出てる柿の公演もっと観たい!」とはあまり思わなかった(想像がつかなかった)んだけど、今回を経て次の役がめちゃくちゃ楽しみになった!!!


今井由希
屋敷さんはなんでこんなどんくさい子を劇団に入れたんだろう……と、ずっと思っていたイメージがわりと無くなったのが『にんぎょひめ』だったんだけど、それでも柿の劇団員にしちゃ人がよすぎるし、マイナスイオン出すぎてるし、どっかズレてるし、みたいなものをめちゃくちゃ上手く使われてたのが今回のあの役、あの配置。
いや、よかった、ゆーきさんの真価が発揮されとる!!!!!屋敷さんはこれがやりたかったんだよなわかる!!!!!(わかってるのかはわからん!!!!)みたいな完成図が見えた気がした。
まっきー先輩が「なんかズレてる」のと同じように、ゆーきさんのこの「なんかズレてる」感は、周りの環境があってこそ生きるので、全体がある程度調和してるからこその「ズレ」が心地よくて、気持ちよくて、面白かった。
屋敷さんは劇団員を選ぶ時に「こうやって使いたい」が見えてるんだろうな~~としみじみした回だった。
後、セリフの抑揚のつけ方がめちゃくちゃ好みになっていたので嬉しかったです!!!!!!!(お前は誰なんだ)
途中でセリフのテンポが崩れるの、他の人だとイラッとするけどゆーきさんだと「頑張れ~!!」となるの、もうキャラ付けが確定したからかもしれない。


淺場万矢
まやさん、本当にお芝居が上手で素敵な女優さんなんだけど「柿の演技」が出来るかと言うと私の中ではかなりズレこんでて、正直違う!!!!!!!!!となった事が何度も何度もあったというか、まやさんがいる所全部0番になっちゃうみたいなマジックがあったので「キーーーーーーーーッッッッッ!!!!」となってた期間がそれなりにあったのですが、今回なんと満を持してまやさんがいる所が0番じゃなくなっててめちゃくちゃ嬉しかった。
そう、そうなの、そうなんだって、柿におけるあなた、そういうアプローチがいい!!!!!
周りがスルーしてく役どころだからこそ、あの猪突猛進空回り感がイキイキと生きていて、やっと芝居が上手すぎる事を憎まずにすむ世界線爆誕していてハッピーです!!!!!!
芝居がうますぎて憎まれるの理不尽だと思うんだけど、劇団ってなんか、ほら、そういうものじゃん(???)。
周りがスルーする事によってセッションが完成する関係性、バグでしかないけど、とても素晴らしかった。
まやさんもあかりんと同じで「綺麗になりすぎない」みたいな、何かまたさらけ出す部分が増えたのかもな~~~。


七味まゆ味
ねえさんは化け物。以上です。いや、嘘です。
まゆ味ねえさん久々の柿本公演が嬉しすぎて変な踊りをホイホイ踊ってしまったし、実際劇場で観ても「いる!!!!!!!!」としかならないくらい、本当にただただ《伝説》だった。
俳優とか女優とかじゃなくて《七味まゆ味》でしかないの、本当にすごい。そこにしびれる憧れる……。一生ついていきたい!!!と2020年また思った。よく思ってる。定期ポスト。
ねえさんのタイトルコールが好きすぎて、アラームとかにしたい!!!と思ったので音源を配信してほしかった(?)。
あと、場内アナウンスといえば深谷さんか葉丸さんが担当の印象だったので、ねえさんの声の15分前や5分前アナが新鮮でした。

2017『流血サーカス』を観た時も思ったけれど、どうしても今のメンバー体制だとねえさんの立ち位置が一歩引いたあそこになってしまうので、ねえさんが全力で全員を殴りかかっても誰かが立ち上がっていられるような布陣で柿の公演が観られたらよいな~とは感じた。
深谷さんとか葉丸さんと一緒にお芝居してるのもまた観たいし、玉置・七味の二人芝居とかどうだ……???と思ったけど、人死にが出そうだな。いいか、人死にが出ても。私は生き残るぞ!!!!!!


中屋敷法仁
私、今回屋敷さんは絶対に自殺について触れてくると信じてたので、座席から立ち上がって「勝ち確!!!!!!!!!!!」とガッツポーズをしそうになった。
ありがとう、そうよね、そうなんですよ、絶対にそう。これだからあなた(の戯曲)が好きなんだ。
後、相変わらず生理が好きで安心しました。
屋敷さんの頭の中が柿の舞台には露骨に出るので、屋敷さんは最近幸せなのかな~と思ったけど、もしかして観てる私が比較的幸せだからそう見えたのかもしれない。
でもなんか、世界に対してあまり辛そうじゃなかったから少し安心しました。どうかすこやかに……(???)。


ていうかやっぱり共通して皆なんか幸せそうだった気がする?????
「柿喰う客の芝居が出来る事が幸せ」と「柿喰う客の芝居が観れる事が幸せ」というのが共鳴してそこにそんざいしていたならば、今回は特に不幸になる事もPTSDを起こす事もなく、るんたかるんるんで帰路につくちょっと不思議なこの感じも悪くないのかもしれない。
何よりやっぱり「幸せ」とか「楽しい」を共有出来た事が(柿ではストレートではない体験だから)気恥ずかしくもあったけど、嬉しかった。


あっという間に全公演完売になってしまったので、次は乱痴気!!!!!!!
七味まゆ味の吉良キララが観たいゾ~~~~!!!!と思ったけれど、入留峰詩音を観てぶっ殺されるのもいいなと思いました!!!!!
配役はどうなる!!!!!!まて次回!!!!!!!!!!


11月19日(木)には配信もあるので皆様もよかったらどうぞ!!!
脳が活性化するし、今回はそんなにトラウマになりません!!!(人によってはなるのかもしれない)
kaki-kuu-kyaku.com