夢は座席で大往生。

観る→考える→想う→書く。

【ピューロ】いちご博士がネジを巻き続ける理由

 
 
引き続き、ピューロランド30周年アニバーサリーパレード「Hello,New World ~虹を、つなごう~」の話。

初日から震えていたいちご博士はマジで何???問題がまったく解決しないまま2月も半ばに突入しようとしている。
なのでここから先はダイマとは関係なく、私がただいちご博士の話をしたくて穿った見方をした考察をし続けるので、どちらかというと既に観た方向けのトピックだ。

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この人の話をする


ここからがある意味本題というか、むしろこの考察を沢山の人としたいので、その為にHNWとプレショーを観てくれ!みたいな所もある(とんでもないダイマだ)。
行間読むのが好きだったり、ループものとかちょっとホラーテイストが好きな人はゆっくりしていってね!!!!

そもそものプレショーのダイマはこっち!!!
ka-ri-ng.hateblo.jp




※注意※
このエントリはこじつけ深読み考察型の二次創作となります。
製作者や演者の意図・思想から大幅に逸脱する表現がある事をご理解いただける方のみ閲覧ください。

 

目次




いちご博士という概念の大前提

演者として皆大好き増田豊氏の名が公式に記載されているが、あくまでも増田さん本人は「別人」というスタンスを取っている。
そして私自身もこのいちご博士は《いちご博士の思念を持って増田さんを動かしている人間》と《いちご博士として動いている増田さん》によって生み出された、非実在人物という実在の概念であると感じている。

ガワや演じているのは確かに増田さんであるが、思念が明らかに田豊を動かしたら世界一な狂人もとい別人のもので、それらが合わさり「いちご博士」という存在になっているため、その前提で話を進めていく。


 

プレショー本筋内の違和感

プレショーの内容を洗っていくと、違和感を覚える箇所がいくつか存在している。

①歴代パレードの紹介

これまで上演してきたパレードの紹介に2015年から上演されている「Miracle Gift Paradea(以下MGP)」の紹介が一切行われない
かつHNW本編内でもMGPの要素はとても少ない。
それこそ大人気楽曲「KAWAII FESTIVAL」もなければ、MGPから使われている楽曲はラストダンスの1曲のみだ。
現状一応上演中のパレードになるので割愛した(本来はMGPと並行で上演される可能性もあったからか?)可能性は高いが、それにしてもプレショーでタイトルさえ紹介がないのは大変不自然である。

②参加ダンスのレクチャー

今回の参加ダンスは「イルミナント」「LUCKY HAPPY EVERYDAY!(以下LHE)」「フィナーレ」の3曲だ。
LHEは”ワシの体力が持たないので”といういちご博士の都合でプレショー内では振付レクチャーが行われない
この曲が使われていたパレード《OMOIYARI TO YOU》は2015年11月までの上演で、その後も沢山のイベントで頻出する楽曲ではあるが、とはいえ2020~21年現在の今の客層の何割が踊れるか?というとレクをやらなくて済むほどではない認知度である。

③博士と本編の関係性

前述した通りに、プレショー終盤で「Someday I」の曲がかかったかと思えば、博士は「さあてワシも今から大仕事じゃ。ん?何かって?これから始まる皆の笑顔の”お手伝い”じゃよ。」と言って笑うと、まばゆい光に包まれて消えていってしまう。
その後、時計のネジを巻く音がピューロビレッジ中に響き渡り、諸注意アナウンスが入ってHNW本編が上演される。
尚、本編に博士の姿は一切ない


この3点を合わせると博士もしくはピューロランドがこの世界には存在していないのではないか?という疑問が浮上してくる。
現実の現時点のタイミングには博士が語るような世界は存在しておらず、時計のネジを巻く事をフックに何かが起きているのではないか?と推測する事が出来る。


博士とピューロランドについての仮説

  1. 博士が生存しているか・否か
  2. ピューロランドは存在しているか・否か
  3. 博士はループしているか・否か
  4. ループに意識的か・無意識的か
  5. HNWとプレショーは並行世界か・否か
  6. ネジを巻くと時間が進むのか・戻るのか

などの要素を組み合わせると無限に考察をする事が出来てしまう。


その中からいくつか可能性を絞り、

  • ピューロは存在しており博士は死亡している説
  • 衰退した世界で博士のみ生存し幻覚を見ている説
  • 滅びた世界に博士の亡霊のみ存在している説
  • 現状のピューロと相容れない博士が時空のはざまに吸い込まれループしている説

この辺りの可能性が濃いのではないか?と感じ、ベースはこの4軸で考えているが、残念な事に答えに値する情報にはまだ辿り着けていない。


そのため、博士の想い出が詰まっている幻想がHNWなのか博士の思念によりループしてしまっている世界がHNWなのかは定かではない。

しかしいずれにせよ、いちご博士は現在のピューロランドではなく過去のピューロランドに囚われておりその思念が何らかの作用をして「Hello,New World」の世界を生み出してしまっている可能性が高いのではないだろうか?


 

博士と2014年度の因果関係

ここで先ほどの違和感の①と②の話に戻る。
博士が振りレクをカットしたLHEは2015年11月に上演終了した「OMOIYARI TO YOU」内の楽曲であり、博士が説明をカットしたMGPはその後の12月より上演されているパレードだ。

かつ2015年5月で一度ライブエンターテイナーが活躍するミュージカルショー(それこそ出だしでパロディに使われている”星花”)の上演が終了しており、2015年6月からはネルケプランニングとコラボし、若手俳優が起用された「ちっちゃな英雄」が上演されていた。
ここが2014年度から2015年度に切り替わるタイミングである。

2021年現在フェアリーランドシアターはライブエンターテイナーとキャラクターがショーを行うシアターに戻っているが、現行で上演が行われている「ウィッシュミーメルのChance fo You」も、メルがその場所を”メルシーヒルズ”と呼んでいるので厳密にはフェアリーランドシアターではない
という事は"いちご博士が住んでいるフェアリーランドシアター"とは一体どこなのだろうか???


これらを全て統合して考えると《いちご博士は2014年度より先に進めていない》可能性が浮上してくる。
博士の中では今が2014年度末で「OMOIYARI TO YOU」が現行のパレードとして上演されていると仮定すると、博士がフェアリーランドシアターに住んでいる事もMGPの要素が極端に少ない事もLHEの振りレクがカットされた事もすべて容易に納得がいく。

2015年度になりいちご博士が死亡したのか、それとも生霊となってさまよっているのか、はたまたこの世界線では2014年度の終了と同時に世界が滅びいちご博士だけが生存して幻覚を見ているのかわからないが、何かしら博士の想いの強さでピューロビレッジに時空の歪みを生み出している事は間違いないと言っていいだろう。


 

プレショーと各チームの関係性

ここで3チームある事がかなり大きく出てくる。
それぞれのチームの表現アプローチにより、博士を含めたプレショーの立ち位置や見え方が大きく異なってくるのだ。
以下は3チームとの関係性を自分なりに噛み砕いた印象である。

Hello

博士のループを断ち切って正規ルートに入り「博士が知らない現在のピューロランド」を2020年度の時間軸で観ているのがHello。
プレショーで話をしているのが2014年度と仮定して、時計のネジを巻くと2020年度の現在に時を戻されて本編がスタートする印象。
しかし博士が何度でもループさせるのでその度に断ち切る羽目になる。
諸注意アナウンスがこのチームのMC・入江くんの声なので、Helloが一番「New World」っぽく、博士は完全にその世界にHello出来ていないのがよく解って面白い。
尚、このチームには2014年度時点で在籍しているライブエンターテイナーが1人もおらず、MCの2人は「OMOIYARI TO YOU」も未経験である。

New

博士と一緒に”あの頃”を再現している率No.1で、プレショーからの世界観の親和性が異常に高く、共にループをし続けているNew。
博士の知っているピューロランドの話を聞かされた後に、そのまま時計のネジを巻くとビレッジの時も2014年度の空気につつまれてHNWが上演される。
全出演者がハケ終わった後のアナウンスではじめて私達が2020年度現在の時に戻っているのではないだろうか。
このチームは間違いなく己の意志でループをしているし、最後のアナウンスで正規ルートに戻されてしまい、次回のNewで再びループをする事になる。
故に博士を殺してループさせてる犯人はここにいると思っている。
3チームの中で唯一MCの2人が2014年度時にすでにピューロランドに在籍している。

World

パラレルワールドもしくは完全にIfの世界であり、"いちご博士が語る2014年度"がIfの世界やフィクションとして表現されるWorld。
WorldがHNWを行っている2020年度の世界線には最初からいちご博士は実在人物として存在していない。
その為、あくまでも作られた物語としてプレショーが再生され、ネジを巻くと《過去の文献を参照して何かを演じている》現在のピューロランドの皆の姿を見る事が出来る。
博士が存在する2014年度をベースにした2020年度というパラレルワールドの構築が失敗し、博士の思想が及んでいないのでこのチームが一番健全な説がある。
「OMOIYARI TO YOU」経験者が1名出演しているが、MCの2人はHello同様に2014年度には在籍していない


そしてこの3チームも勿論日によってアプローチが違うので、HNW本編が変わればその日のプレショーの捉え方も変わるのである。

個々のチームとプレショーの関係性がそれぞれ因果関係があるものなのか、それとも博士のネジの巻き方次第で「Hello」「New」「World」に分岐してしまうのか……?などなど考察の余地はまだまだありそうだ。



いくつかの補足情報

  • いちご博士が着ている白衣は、以前ぐでたま博士(ぐで本たま作/本拠地館のレストラン)が羽織っていたものと同じものなので、同じ組織の人間もしくはぐでたま博士のおさがりの可能性がある。
  • いちご博士が発する「バリバリ現役22歳」という謎の数字。具体的な数字を知っている訳ではないので邪推だが、ガワを担当している人間の入社時年齢では???と踏んでいる。
  • いちごガールとして登場する安部さんと菊池さん。彼女達が現在のフェアリーランドシアターで上演しているショーに同チームで出演している人物は……………(文章はここで途切れている)。
  • プレショー最後に博士が消えゆくシーンで流れる歌の歌詞

きっといつの日にかその日は訪れる
春になれば雪が溶けだすように
胸にしまい込んだ大切な日々
秋の夕焼け空の雲の向こうに
長い時が流れても今も残る思い出
夏の日差しのような笑顔
諦める事なく信じて待とう
やがて謎は解ける いつの日にか


”おこってもおこっても怖くないものは奇跡”だそうなので、博士も2014年度に戻る奇跡を待ってるのかもしれない。


おわりに

以上が、2021年2月上旬時点でのひとつのレポートとなる。
たった17分間のプレショーの中で動き回る「いちご博士」について、興味を持っていただけただろうか?

博士の意図は一体?
どうなると博士は幸せになれるのか?
それとももう幸せなのか?
ここは現在?それとも過去?未来?
変えたいのか?
戻したいのか?
戻りたいのか?
進みたいのか???


観たタイミング次第、観た人次第でいくらでも捉えようがある「いちご博士」の存在について、皆さんも是非一度考えてみて欲しい
観測した人間の数だけの可能性が存在する。

まさにそれが「いちご博士」の概念そのものなのかもしれない。



情報募集
当ブログではいちご博士についての情報提供をお待ちしております。
些細な事からで構いませんので、お気付きの点がございましたら以下よりお知らせください。
marshmallow-qa.com

 

渾身のショートショート

最大限の愛と敬意を込めて《終焉した世界を受け入れられていない唯一の生存者博士が夜な夜なパレードを上演させている》という仮説の元SSを執筆した。
完全なる二次創作なので、ご理解ある方のみどうぞ。
ka-ri-ng2.hateblo.jp


久々に世に発表する二次創作小説のジャンルがまさかのパレードのプレショーだった。
しかしそれ程の行間がこのプレショーといちご博士には存在しているのだ。


あなたも是非、あなただけの「いちご博士」の想いを感じ取って言葉にしてみてはいかがだろうか?


 
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家に飾ってある。

 


※このエントリは実在する作品を元にした考察型二次創作です。実在する作品や製作者および登場人物の意図・思想とは一才関係ありません。